2006年 2006 1 3
新聞や雑誌を読むと、恒例行事のように、
2006年の日経平均株価は、どうなるかという予想記事があります。
しかし、こうした予想は、極めて難しいものがあります。
日経平均株価を、企業業績やテクニカル分析で、予想すれば、
比較的、簡単に、2006年を予想することができるでしょう。
しかし、株価を動かすものは、これだけではないのです。
世界には、巨額の投機資金があると言われています。
人によっては、それは、100兆円とも200兆円とも言う人がいます。
もし、それだけの資金が、「投機」資金であるとすると、
株価は、人為的なものとなります。
これほどの投機資金があれば、
日経平均株価を、18000円にしたいと思えば、そうなりますし、
14000円にしたいと思えば、そうなるでしょう。
こうした人為的なことができるのは、先物の存在です。
2005年の日経平均株価は、日経平均の先物に左右される日が多かったと思います。
その先物には、あっと驚くような大口の買い物が入ったり、
あるいは、売り物が入る日がありました。
私は、この「大口の買い物」は、金額にすれば、
いったい、いくらになるかと計算したことがあります。
日経平均株価は、こうした先物に左右される日が多かったと思います。
そういうわけで、株価は、とりわけ指数は、人為的な感じがしました。
人為的であるとすれば、予想は困難と言えます。